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企画会社にとって練習生はギャンブルである【韓国アイドル界】

韓国アイドル界

Time Holicです。

朝方、めっちゃ寒いと思ったら雪が降ってた。

4月に降る雪ってロマンチック~♪とか思ったそこのあなた、、、

油断して灯油を買わなかった私の寒い部屋に泊めてあげるから、ぜひ遊びにおいで。笑

ということで、久しぶりのブログ更新ですが、先日、Agust DとIUのコラボ曲사람を聴いて思い出した記事があったので翻訳しました。

これからK-POPアイドルを目指して練習生になりたいと考えている人は一度読んでみてね。

練習生に対する芸能企画会社の責任

3大企画会社の内1社では、練習生の成績管理が同時に行われるという話がある。

学校の成績がある程度以下に落ちた場合、練習生から除名するシステムだ。

デビューまでたどり着けない練習生の将来を考えて、その子が簡単に他の進路を見つけることができるよう安全措置を取っている。

デビューできなかった練習生が増えるにつれ、さまざまな問題が生じていることは企画会社も認知している。

夢だけを見て人生の全てを捧げるという点で、若い練習生のために救済策が必要だということには皆が同意している。

ただ、大型企画会社で進めている学校の成績と連携させた放出システムを全ての会社で適用できるのかと問われたら、現実的に無理な部分も多い。

二つのことを同時に成し遂げようとしても、結局どちらも失敗に終わる可能性があるからだ。

優れた才能を持つ練習生に学校の成績を強要してストレスを与えることが正しいとは言えないだろう。

それなら、企画会社で出せる現実的な救済策には何があるだろうか?

最近、サバイバル番組で好評を得ているスターシップエンターテインメントとジェリーフィッシュエンターテインメントの新人開発チーム担当者に聞いてみた。

両社はデビュー組の脱落率を最小限に抑えるために、練習生の選抜をかなり厳しくしていると言う。

練習生一人一人にかかるトレーニング費用の全てを会社で投資するため、放出は練習生個人の時間的な損失はもちろん、会社の金銭的、人的資源にも打撃を与えるという理由があるからだ。

今は一部の企画会社がやみくもに練習生を集めて人材プールを作っていた過去の傾向とは大きく変わっている。

放出の基準は両社の他にも大部分の会社が採用しており、そのほとんどが同じ内容だった。

選抜当時には分からなかった人格問題の発覚や持っている能力に比べて本人の意志が足りず、デビューまで一緒に行けないと判断された場合などである。

練習生個人に問題がないにも関わらず、コンセプトが合わずにデビューできなかった場合は、会社側で他の会社を紹介してデビューさせることも多い。

スターシップエンターテインメントで新人開発チームに属するA代理は「デビュー組、そして、その次のデビュー組まで考慮して、徹底的に練習生を選抜した後の放出率は他社に比べて少ない。スターシップの場合は全ての練習生を合わせてもデビュー比率が70~80%に達する」と明らかにした。

企画会社でも練習生はギャンブルだ

詐欺でなければ、練習生のトレーニング費用は全て企画会社が負担する。

先行投資の概念だ。

そのため、それ相当規模の企画会社では本格的なトレーニングを前に、念入りに選んだ練習生と正式な契約を結ぶ。

これについて、ジェリーフィッシュとスターシップの関係者は「練習生と会社の両方が責任感を持って臨むことができるため、最近は契約後にトレーニングを進めることを好む。もちろん、慎重に契約するために猶予期間をある程度置く場合もある」と口をそろえた。

これは他社も同じだ。

当然、企画会社において練習生との契約は、その間のデビューを保障するものではない。

契約期間内にデビュー組のローンチが遅れた場合、練習生はその契約を延長することもできるが、合意の下で退社することもできる。

もちろん、契約終了後に退社を促されることもある。

レッスンはボーカルとダンス、ラップ、演技、語学、楽器演奏、作詞作曲、運動、性教育、安全教育など多種多様だ。

午後1時から夜10時までぎっしりと詰め込まれたスケジュールだが、大きな会社であればレベル別に分けて授業が行われる。

会社によって実力が証明されたトレーナーと良い施設を基盤に構成された韓国のアイドル育成システムは、世界的に見ても体系的だ。

他国ではすでに完成したアーティストを探すが、韓国では原石の時から発掘して企画会社のスタイル通り、綿密に作り込む。

ジェリーフィッシュエンターテインメント音楽事業本部のB理事は「厳しく選抜した以上、選ばれた練習生には設定したコンセプトに合わせて1対1のオーダーメイドトレーニングを進める。万が一、デビュー組から脱落してもその代案まで積極的に支援する」と明らかにした。

他の国はアイドルの育成において、韓国ほど体系的なシステムが整っている所はほとんどない。韓国は教育システムも充実しており、会社のビジョンに従って練習生を個別管理している。10代の時から管理しているから人格的な部分や学業、出欠、課外活動まで全て見てあげている

このように多くの有名企画会社では、学校への出席や生活態度についても気を配るよう呼びかけ、練習時間も正規の授業時間を優先して残った時間を活用することを原則としている。

その後、デビュー組として確実に決定されれば、出席協議が比較的容易な芸術高校に転校させる場合が多い。

しかし、外国人には他にも気を遣わなければならないことがある。

グローバル化したK-POPの地位によって外国人練習生が増え、企画会社側で住居と基本的な生活費用、情緒的な問題まで全面的に支援しなければならなくなったからだ。

基本的なトレーニング費用と住居、食費だけを推算してみても毎月相当な金額がかかる。

ある大手企画会社は「月に2億ウォン程度を使う」と話した。

そのため、このような練習生たちがデビューできなければ、企画会社でも投資金額に対する損害をそのまま抱え込むことになる。

ひとつのアイドルグループがデビューする時にかかるお金は少なくとも数億から数十億ウォン。

その費用を無視するのは容易ではない。

練習生を契約で縛っておくことだけが投資金額に対する唯一の安全措置となる。

しかし、このように投資を受けた練習生がそのままデビューして投資しただけの成果を出し、双方が利益を得るのは思ったほど簡単ではない。

契約に縛られている間に心変わりしたり、厳しい練習について行けなくなり、デビューを諦める練習生も少なくない。

契約に縛られている練習生の間では、違約金を払わずに契約を破棄できる方法を共有することもある。

会社で学ぶべきことは学び、そのまま辞めるということだ。

その方法は、会社の言動を問題にしてみたり、契約条件の条項の一部にわざと違反するというやり方だ。

放出を目的に毎晩こっそりラーメンを食べて太ることもある。

今は情報を共有するためのコミュニティも発達し、大型ポータルサイトに存在する10代のコミュニティには、オーディションや企画会社、練習生同士が情報を交換できる掲示板が運営されている。

極めて個人的な情報は非公開コメントやメモ、あるいはあっという間に掲示物を削除できる方法を使用して共有される。

これに対してB氏は「会社と練習生の契約では練習生がより有利だと知っていて悪用する子もいる。『会社がこのレベルなら適当に休んで通ってもいいんじゃない?』というやり方だが、その場合は全ての企画会社からの除名を覚悟しなければならない」と耳打ちした。

その他にも、流難な保護者のために頭を悩ませる企画会社も多い。

芸能関係者のH氏は「有望株だった某練習生は、相当な額の契約金を要求する両親のせいで契約が失敗に終わったことが数回あった」と話した。

また、デビューが迫った練習生の家族が不安のあまり企画会社を叱責することもある。

会社を信じられず、事あるごとに指摘してくるのだ。

他の会社の子たちはデビュー前からMnetでリアリティ番組に出演するのに、うちの子には何をしてあげているのか」から始まって、これがイマイチだ、あれがイマイチだ、これでデビューできるのか、と不満が尽きない。

このように苦労してデビューさせた後も、グループが人気を得て収益を生み出すまでの投資費用は全て会社で払わなければならない。

幼い練習生たちを食べさせて、着せたり寝かせたりしながらトップスターにしても、心というものは変わらないため、後になってから自分の人生を振り返る芸能人も多い。

企画会社と芸能人が別れるのには様々な理由があるだろうが、どちらか一方の帰責事由を差し置いてみても、予想した投資金額を回収できない状態での決別は企画会社側に莫大な金銭的損害を与える。

チームの脱退と契約解除などで空中分解された数多くのチームがそうであるようにだ。

デビュー = 幸せ?

このような過程を念頭に置いて、この世に生まれるのと同じくらい難しい確率を乗り越えて自分がアイドルでデビューしたと仮定してみよう。

冷酷な市場の法則が蔓延している人気ピラミッドの上に置かれる。

1年間にデビューする数十チームの中で注目グループとして位置づけられるのは、デビューよりも難しい。

そのように厳しい道程を経て人気アイドルになっても、今度は自分、そして現実との戦いだ。

運良くスターになれたら刺激的なのかもしれないが、華やかなスポットライトを浴びる4分間のステージために、車と控え室で13時間以上を過ごさなければならない生活がほとんどである。

もちろんこれは人気を得るのに成功したグループの場合だ。

デビューしてもスケジュール自体がなく、ずっと練習室と宿舎だけを行き来するグループが全体の大多数を占める。

1週間の音楽放送はケーブルまで含めると空白日はない。

主な音楽番組だけでも4日間縛られる。

夜明けに起きて朝から午後まで数回のリハーサルをこなし、ショップに寄ってヘアメイクを受けて衣装に着替える。

待機室で長時間待った末にステージに上がるのは4分間だけ。

すべての日程が終わった後もイベントがあったり、練習や他の撮影日程があれば宿舎に帰る時間は限りなく遅くなる。

そして、大半の人気アイドルのメンバーは、このような殺人的なスケジュールだけでなく、ファンのカメラに24時間囲まれて過ごす。

望んでいたアイドルになって舞台の上で輝く星になれても、その代価として私生活を完全に諦めなければならないのは過酷だろう。

芸能関係者のH氏は、きらめきに惑わされ盲目的にアイドルを夢見る練習生たちに「アイドルは寿命が短い職業だから、いつか再び就職準備が始まる」と言い、慎重に選択すること求めている。

アイドルはある程度の寿命が過ぎた後でも依然として新社会人に該当する20代中半、または後半の年であり、再び進路の心配が始まるからだ。

音楽放送の控え室で会ったアイドルの何人かは、今でも相当な人気を博しているにも関わらず「いつまでこの仕事ができるか分からない」と苦々しく笑って見せたりもした。

だからこそ練習生たちには、ただ刺激的なだけで終わらない業界のジェットコースターに対する幻想を直視する必要がある。

企画会社にも青春の全てを賭けて夢を叶えようとする練習生に対して責任感が要求されるが、スターを夢見る練習生たちもまた、自らに冷静にならなければならない。

果たしてそれが1%以下の可能性にかけても決して後悔しない切実な夢なのか、または、自分に多くの費用を投資して貰えるほど輝く才能を持っているのかを考えてみてほしい。

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