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【韓国アイドル界】物事の本質を見逃してはいけない【HYBE】

韓国アイドル界

Time Holicです。

ついに来るところまで来ちゃいましたね。

以前は名前を伏せて記事を書きましたが、今回は契約を解除されたキム・ガラムとHYBEに対してあれやこれやと言っているあなたに、絶対に見逃してはいけなかった本質部分、だいぶ前に公開された被害者側の立場文を投下します。

ちなみに、本国でキム・ガラムやHYBEに対して厳しい目が向けられていた理由も以下の文章の中に全て入っていますので、ちゃんと読み取ってくださいね。

念のために一番重要だった部分、世論が大きく動いたきっかけになった部分は赤字にしました。

※注) 被害者側の弁護士が公開した公式文書のため大幅な意訳はしておりません。ただし、日本語に訳すにあたって文章の入れ替えや言葉を訂正した箇所が一部あります。

被害者側の立場文

LE SSERAFIMのキム・ガラム学校暴力議論、及びこれに関するHYBEの立場文に対し、被害者の代理人大輪法務グループ傘下の法務法人 (有) 大輪は、被害者、及び保護者の陳述、京仁中学校長名義の学校暴力対策自治委員会結果通知書、キム・ガラムが被害者に送ったメッセージなどを根拠に次のように被害者側の立場を明らかにします。

1.学校暴力対策自治委員会結果通知書の真偽確認

真偽可否が議論になっている学校暴力対策自治委員会の結果通知書は、本法務法人が依頼者から提出された京仁中学校長の職印が捺印された学校暴力対策自治委員会の結果通知書とその内容が一致します。

2.事件の経緯

被害者 (仮名ユ・ウンソ) は2018年4月末~5月初め頃、キム・ガラムとその友人たちから校内暴力に遭い、その後も続いた集団加害に耐えられず事件1〜2週間で他の学校に転校しました。

その後、2018年6月4日、学校暴力対策自治委員会が開かれ、加害生徒であるキム・ガラムは学校暴力予防、及び対策に関する法律、第17条第1項第5号により特別教育履修6時間、同条第9項により保護者特別教育履修5時間処分を受け、被害者であるユ・ウンソは同法第16条第1項第1号により心理相談、及び助言などの保護措置を受けました。

被害者ユ・ウンソは相次ぐ集団加害に耐えられず、自ら転校したにも関わらず『ユ・ウンソの過ちで強制転校させられた』という悪意的な噂に苦しみ、転校後も大変な時間を過ごしました。

それから約4年が経ち、2022年4月頃、LE SSERAFIMのメンバーとしてキム・ガラムが公開され、当時の事件を知っている友人がユ・ウンソに連絡し、「どうして校内暴力の加害者が芸能人になれるのか!」と言いながら鬱憤を吐露し、ユ・ウンソも忘れたかった当時の事件が思い浮かぶ一方、今後も自分に校内暴力を加えた加害者が芸能人として華麗な生活をすることをマスコミを通じて継続的に見なければならないという大きなストレスを受けました。

そうした中で、ネイト板の掲示板に『(同窓) LE SSERAFIMキム・ガラムの暴露をします』という題名の掲示物が掲載され、その内容は『キム・ガラムは周辺の学校で知らない人がいないほど質が悪いことで有名、校内暴力が起きればキム・ガラムがほとんど関与していて、気に入らない子たちがいれば群れ同士が集まり数人で悪口を言って嘲笑するのが日常だった。自分も校内暴力の被害者だ』というものでした。

上記の文章をはじめ、キム・ガラムを校内暴力の加害者として名指しする掲示物が数件アップロードされました。

ユ・ウンソがキム・ガラムから校内暴力に遭った被害者であったためか、キム・ガラムの校内暴力を暴露する掲示文を載せた被害者がユ・ウンソというコメントが書き込まれ、ユ・ウンソは知らない人々からFacebookメッセージやTwitter等を通じて『キム・ガラムを悪意的に攻撃する』『綺麗な子たちに嫉妬する醜い女だ』『全部直したのにブサイクだ』『嫉妬心で陰湿に攻撃する』といった悪意的な非難を受け、さらに一部の掲示物ではモザイク処理をされたユ・ウンソの写真を公開して『モザイク処理したことをありがたく思え、LE SSERAFIMをストーキングするなら自分の墓を掘る準備をしな』と、ユ・ウンソを脅したりもしました。

ユ・ウンソはモザイク処理されていない原本を誰かが持っているはずだと、脅迫犯であれ誰であれ、これをインターネットに流布すれば、自分はいつ、どこで、誰から、どんな危害を受けるか分からないという思いから極度の不安と恐怖に苦しめられ、時々心臓が爆発しそうなほど息苦しいパニック発作の症状まで体験することになりました。

3.HYBEに内容証明の発送、及び返信不在

その頃、株式会社HYBE  (以下HYBEとします) は『キム・ガラムに対する校内暴力疑惑は、該当メンバーが友人と付き合う中で発生した出来事を巧妙に編集し、悪意的に攻撃した事案であり、むしろキム・ガラムは校内暴力の被害者である』という趣旨の立場文を発表しました。

ユ・ウンソが身元の分からない者たちから『キム・ガラムを攻撃している』と非難、及び脅迫を受けている状況にHYBEの上の立場文まで加わわり、ユ・ウンソに対する無差別的な2次加害はより一層激しくなりました。 

これに対し、ユ・ウンソが泣きながら「私が死んでこそ終わるようだ」と言って登校を拒否するに至り、ユ・ウンソの保護者は本法務法人にHYBEに対して被害者の立場を内容証明で発送することと、ユ・ウンソがキム・ガラムに対する暴露文を掲示したというコメントに対する刑事告訴を委任しました。

本法務法人はユ・ウンソがキム・ガラムに対する暴露文を作成したという虚偽コメントをした人々に対し、刑事告訴をソウル九老警察署に申告し、HYBEに対しては2022-4-20第310410003715号、受信者株式会社HYBE (HYBE Co.,Ltd.)、住所ソウル特別市龍山区漢江大路42 (漢江路3街、龍山トレードセンター) に内容証明郵便を発送 (31日10:38頃住所地に到着) しました。

上記の内容証明には、キム・ガラムがユ・ウンソに加えた集団加害行為の内容を詳細に叙述し、キム・ガラムを悪意的に攻撃したという誤解で苦しんでいるユ・ウンソの心境を込めた嘆願書、そしてキム・ガラムが校内暴力の加害生徒として措置を受けた校内暴力対策自治委員会の結果通知書を添付しました。

被害者側はいかなる補償も要求せず、ただ事実と異なる立場文を削除することと、事実に基づいた立場表明を再びすること、被害者に対する謝罪をすること、今後キム・ガラムとその友人たちの一方的な陳述だけで事実と異なる立場表明をしないことを要求しました。

しかし、HYBEはこれに対していかなる返信もせず、何事もなかったかのようにキム・ガラムの芸能活動は続きました。

2次加害による極度の不安と恐怖に耐えられなかったユ・ウンソは、結局極端な試みをするに至り、これに対しユ・ウンソとその両親はユ・ウンソの学業を全面的に中断することを決め、学校に自主退学の意思を明らかにしました。

現在は最終自主退学処理前、7週間の熟慮期間で、ユ・ウンソは学校にも行けず精神科で治療を受けており、ユ・ウンソの母親は彼女が再び極端な選択を試みることを防ぐために外部活動を全て中断し、ユ・ウンソの世話だけをしています。

4.校内暴力議論はキム・ガラムに対する悪意的な陰謀だという立場に対する反論

ユ・ウンソの保護者がキム・ガラムの校内暴力行為に対する刑事告訴、及び民事訴訟をせずにHYBEに対する内容証明の発送、2次加害コメントに対する刑事告訴をすることを決めた理由は、ユ・ウンソとその保護者はいかなる補償よりも『2次加害の中断』を切実に望んだためです。

しかし、2次加害を中断することを促す被害者側の要請をHYBEは黙殺し、ひいては学校暴力対策自治委員会の結果通知書が問題になると『該当疑惑は悪意的な陰謀だ』という既存の立場を繰り返し、さらに『法的措置を取る』と強硬な立場を表明したため、ユ・ウンソの両親は子供の苦痛をこれ以上我慢しろとは言えず、本法務法人を通じて被害者の立場を明らかにするに至ったのです。

本立場文では円満な問題解決のために、キム・ガラムがユ・ウンソに行った校内暴力の具体的な内容に対する詳しい言及を省略しているが、HYBEで被害者に対する真の謝罪なしに『該当疑惑は悪意的な陰謀であり、むしろキム・ガラムが被害者だ』という立場を継続して維持するならば、本法務法人は未成年者である被害者を保護するため、事案概要書を含む学校暴力対策自治委員会の結果通知書全文を公開し、事案概要書には含まれていなかった当時の無惨な学校暴力の実状に対する被害者の詳しい陳述、及び集団加害現場に被害者を呼び出すための悪口などが含まれたメッセージ全文を公開することを検討しています。

2次加害がこれ以上起きないよう、HYBE、及びその傘下ソースミュージックは特に留意して下さい。

5.終わりに

被害者がその被害を忘れて生きることさえ許されない現実で『私が死んでこそ終わるんだ』と絶叫する若い学生に社会はどんな答えを出せるのか、深い悩みが必要です。

加害者の立場では校内暴力を加えた理由が、もしかしたら『いたずら』であり、もしかしたら『被害者の過ち』であり、また、もしかしたら『友人と付き合う過程でそうなることもありうる』のかもしれません。

しかし、友人との学校生活が自分が生きる世界の全てである若い生徒にとって、集団加害の経験は心の奥深くに傷跡として残り、いかなる補償や治療でも取り戻せないことを加害者側は十分に認識しなければなりません。

校内暴力に対する十分な認識と、これに対する徹底した反省だけが、校内暴力で子供たちがその次の被害者になることを防ぐ最小限の保護なのです。

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