ミニアルバム「LOVE YOURSELF 承 “Her”」で18日にカムバックする防弾少年団。
先日、アメリカの人気DJユニット “The Chainsmokers” とのコラボ曲「Best of Me」の投入を公表しました。
このニュースを初めて見た時、そのすごさに思わず笑ってしまった私。
Chainsmokersとは、今アメリカですごく人気のあるDJユニットです。
YouTubeで検索してみれば分かると思いますが、曲調は数あるEDMの中でもエレクトロ強者。
日本で言えばPerfumeで一躍有名になった中田ヤスタカ氏のcapsuleとか、一昔前のY.M.Oとか、そっち系ですね。
そして、このコラボの何がすごいのかと言うと、
「両者の思惑が、はっきり見えているところ」
だと思います。
Chainsmokersはいろいろなアーティストとのコラボ率が高く、常に新しい風を取り込み、面白さを追及しています。
今回はアジアの風ですね。
そして防弾少年団にとっても、ビルボード総合ミュージックチャートの上位に君臨する彼らと組めば、話題にもなるし、YouTubeの再生回数も上がるし、もしかしたらChainsmokersのファンも取り込めるかも知れない、と。
実際、前回のソテジとのコラボ後に、本国では30代、40代のファンが増えたと言われています。
30代はともかく、40代ってソテジワアイドル全盛期のファンたちですからね。
まさに「企画が当たればこうなる」の典型です。
運も実力のうちとは言うけれど、まさかバンタンがこんな形で見え見えの弾を撃って来るとは、私は想像もしていませんでした。
もし仮に、この「Best of Me」がタイトル曲になって、悠々とチャート上位に食い込んで来たとしてもまったく面白くないと思うんですけどね。
なんといっても半分はChainsmokersの力なので。
正直、そんなの楽しくないし「バンタンすげーな」とも言えない。
この利益追求の見える化が、18日のカムバック後にどんな反応で返ってくるのかは全く想像できませんが、
カムバ後のトップ争いの話題が少ない時期に、「実はChainsmokersとのコラボでした」と公表した方がカッコ良かったと思います。
ところで、バンタン一本でだいぶ稼いだとはいえ、所属事務所のBig HitはChainsmokersに一体いくら支払うのでしょうか?
その利益の見える化は……一生ないでしょうね。