14日に公開された iKONバビのソロ曲、どうでしたか?
日本でもデジタルリリースされるということで、やっぱりYGは日本ありきなんだなと改めて感じました。
まあ、言いたいことが山ほどあるのは置いといて、とりあえずバビの今回のアルバムについて。
まず、ダブルタイトル曲の「RUNAWAY」ですが、これは普通に良かったと思います。
それ以上でも、それ以下でもない初々しい感じで。(←ラッパーとしての経歴は今回無視します)

YGにありがちなちょっと暗めの自虐的な歌詞が、バビの可愛らしさの中に潜む闇部分を上手く表現していたと思うし、ノスタルジックなメロディーラインに勢いのあるラップも良く合っていて、とても分かりやすい仕上がりになっていました。
その他の曲についても、ところどころに新人プロデューサーを使ったとは思えないくらいのクオリティの高さ。
特別なひねりはないけれど、変なクセもないし、全曲聴きやすいアルバムになっています。
プロデューサーの育成事業に手を出したYGもさすがですね。
と、以上がYGファン及びバビペンに向けた私の感想です。
以下は私の正直な感想 (本音) になります。なるべく優しめに書くつもりですが、気分を害する部分もあるかも知れません。
危険を感じたら(?)その時点でこのページから離脱することをオススメします。

まずは今回のアルバム「LOVE AND FALL」ですが、私が一番最初に感じたことは、
「別にバビじゃなくてもよかったんじゃね?」
でした。
バビじゃなくても…というより、他の事務所の子がやっても大差はない感じ。
これが正確な回答です。
この手の曲を出すなら、iKONの中で「差し色感覚」でやれば良いし、わざわざ個人のソロアルバムとして形にする必要はなかったと思うんです。
MINOとかドンヒョクのフューチャリングなんて、Featuringになっていないしね。
パートが多すぎて彼らの声しか印象に残らないのはどうゆうこと?と言いたい。
私は個人的にBOBBYのソロと聞いて、ラッパーとしても歌手としても成長した姿を見たかったんですが…..
一応どこかに良い曲があるかも知れないと、淡い期待を抱きながら全曲聴いてみましたが、曲が変わるごとに前の曲を忘れていくという、まさかの記憶力のなさ。
こんなに耳に残らないアルバムも珍しいです。
ごり押しのHIPHOPあり、R&Bあり、と結構バラエティーに富んではいたんですけどね。
なのに、ほぼほぼ論外。
「UP」なんてMINOとZICOの「OKEY DOKEY」の劣化版にしか聞こえない。
アルバム全体を通して聴いてみて、誰とは言わないけれど誰かの二番煎じは必要なかったんじゃないかなと思います。
YGスタイルって消えてなくなっちゃったんですかね?
世間では大衆性を求めた結果うんぬんという言葉もあるかも知れませんが、すでに様々なジャンルの音楽が、深く根付いている韓国の大衆の耳は、もっと上を行っているのが現状です。
ありふれた曲の中で、どれだけのオリジナリティを出して行くかが、音楽で食べて行く人たちのやることだと思うんですが。
まあ、全体的に非常に大人びた曲調だったので、今よりも様々な経験を積んだ10年後のバビに歌わせた方がしっくりきたかも知れません。
デビュー2周年を迎えて多少は成長しているのかも?と、楽しみにしていましたが、その成長を見て (聴いて?) とれなかったことは非常に残念でした。
バビだけじゃなく、iKON全体を見ていると「このグループってホントに大丈夫なの?」と、いつも思ってしまいます。
そろそろ、見ていてハラハラするグループから脱皮して欲しいんですけどね。