こんばんは、例の水漏れの件でバタバタしている数日の間にSMEが大きく揺れ動きましたね。
イ・スマン先生が居なくなっても大丈夫だと思っていた共同代表がガッツリ裏切ってきたなんて….想像も出来なかったわ。
まあ、最初に一蹴りしていたHYBEが返り咲き、それ相当の条件と金額を提示したおかげでHYBEに株式を譲渡することになったようですが…..←MBCも出演ないよな 笑
正直、グダグダうるさい少額株主とアライン、裏切り者の共同代表がもっと上手くやれば有力候補だったkakaoも買収できる可能性があったはずなのに、どうやらその頭はなかったらしい。
果たしてHYBEがSMCUをまんま継承できるのかは甚だ疑問ですが、まず、ユ・ヨンジン氏自身が共同代表率いるSMEと仕事はしないと言っている以上、世界観の一部はハッキリ言って崩れ落ちる。
イ・スマン先生を裏切ったSMEはめっちゃ争う気満々ですけど、裏切り者がいる会社を好き好んで応援するやつなんているのだろうか?
HYBEカラーに染まってしまえば、ファンと一緒に作り上げてきた世界観は当然終了するだろうし、だからと言って裏切り者がいる会社を残したとしても上手くはいかないだろうしね。
まあ、総合的な判断としてマシな方を選んだんだろうな、という個人的な感想です。
見えないところでどれだけの条件をHYBEが提示したのか、イ・スマン先生が納得できるくらいの条件だったのなら譲渡に応じたのも理解するけどさ….
納得いかないけど、これはまあ、今後のHYBEのやり方とか進め方次第だよね。
どうせならイ・スマン先生とユ・ヨンジン氏で新しい会社を立ち上げて、所属グループを全員連れていけば良かったのに。笑
ってか、今年カムバックするグループは実現するの? ねえ、どうなのHYBE?
面白いことになりそうだったナビスはaespaとは繋がらなくなるよね、絶対。
……いや、それにしても一番可哀想なのは所属グループの子たちじゃ?
会社の争いに巻き込まれ、有無を言わさずHYBEに連れて行かれたあげく重要なプロデューサーを2人も失うって、どんな状況よ。
セブチですら結構な苦痛を味わった (魔の2年間は絶対に許さねぇ) のに自主製作しないグループが歌詞に自分の意見を詰め込めると思うか?
一生黙ってアイドルやってくには、果てしなく辛い状況だわ。
HYBEよ、せめて各グループが目指してやってきた一つの目標と世界観だけは絶対に崩さないでおくれ。
あ、SME所属グループを推しているあなたへ、こっそりと。
ユ・ヨンジン氏がSMEを離れてHYBEとも仕事をしなくなったとした場合、彼が作った曲は二度と使用できなくなる可能性大です。
ユ・ヨンジン氏は自身の曲のアレンジですら他人には許さないことで有名な人なので。
ま、イ・スマン先生が望めば別ですけど。
というか、共同代表が辞めるのが一番ベストなんだが…..数年は争いそうな気配。
さて、今後カンタとボアはどうするのか?
そして、活動休止中のアイドルとレーベルで活動しているスジュはどうなるのか?
K-POPアイドルは2重契約禁止だから、SMEとHYBEで争ったら活動にガッツリ支障が出るんじゃないかと、今はそんな不安でいっぱいです。
正直、EXOもSuper Mも今年のカムバックは無理かもしれん。
ということで、本日のおまけ。
本国の中央日報の記事が面白かったので翻訳しました。←ごめんね、動画じゃなくて
かつての『敵』と手をつないで反撃に出た。すべての荷を下ろしたイ・スマン
SMの大株主であるイ・スマン元総括プロデューサーが、自身の持分をBTS所属会社のHYBEに譲渡することにした。
契約が予定通り進められた場合、BTSとNCTが同じ釜の飯を食べる超大型K-POP企業が誕生する。
HYBEは10日、イ・スマンSM前総括が保有している持分株のうち14.8%を1株当り12万ウォン、計4228億ウォンで買収すると公示した。
SM創業者であり大株主であるイ・スマンの持分率は計18.46%。
先立ってカカオがSMと手を握って持分9.05%を確保し、イ・スマンを追い出す形になったが、イ・スマンは最大のライバル会社、一時は敵と見なしていたHYBEと手を握り制圧に乗り出した。
彼が得たものは何であり、また、失ったものは何だろうか。
イ・スマン、経営参加なしに手数料放棄に合意
中央日報の取材を総合すれば、今回の契約にイ・スマン元総括がSMやHYBEの経営、歌手の製作などに参加する条件は含まれていない。
彼にはSM持分が約3%残っており、SM関連会社の持分も持っているが、これも譲渡してSMの支配構造改善に協力すると明示されている。
HYBEは「SMの買収は両社のグローバルな力を結集し、世界の大衆音楽市場でゲームチェンジャーとして跳躍するため」と買収目的を明らかにした。
また「創業者であり筆頭株主であるパン・シヒョク議長とSMのイ・スマン前総括プロデューサーは今回の契約締結に先立ち、K-POPの未来に対する悩みを分かち合い、その解決策を模索するための案に共感を形成した」と、買収背景を説明した。
イ・スマン前総括は前日暴露され、議論を起こしたライク企画のプロデュース手数料も受け取らないことにした。
HYBEは「SMの支配構造改善に対するイ・スマンの意志を確認した」として「(HYBEが) 既に理事会中心経営を通じて最高水準の支配構造透明性を備えたのはもちろん、マルチレーベル戦略運営とファンダムプラットフォーム開発など業界の先進化を主導しただけにSMの支配構造改善過程に積極的な役割を果たす」と明らかにした。
SMが先立って発表した『SM3.0』計画も継続するものと見られる。
HYBEは「1月15日にSMエンターテインメントが発表した『グローバル水準の支配構造』と連携して、SMエンターテインメントの運営構造を先進化する努力を完璧にする方針」と念を押した。
先に報道されたように『SM3.0』にイ・スマン前総括の席はない。
結局、反撃には成功したが『イ・スマン前総括の華麗なカムバック』の可能性は希薄だという意味だ。
それにも関わらずこの取引が成立したのは、これを通してイ・スマン前総括のプライドを守ることができる案だったからだ。
競合他社に渡る持分と不自由になったSM
『私の味方』と思っていたSMの現理事陣に対する虚しさは、HYBEとの連帯まで辞さなかったという分析だ。
その戦略どおり持分を競合他社に渡し、現経営陣とカカオを不自由にさせることに成功した。
これまで受けてきた帝王的なプロデューサーとしての権限は消えてしまうが、HYBEは代わりにお金で礼儀をつくした。
買収価格は持分が初めて出た当時に議論された額 (計6000億~1兆ウォン) には及ばないが、カカオが新株発行価格として提示した1株当りの9万1000ウォンよりも高い。
そして、イ・スマン前総括が「パン・シヒョク議長が音楽家として文化の価値を知り、K-POPが進むべき未来の方向性に対する哲学を共に共有できると判断し、積極的な支持を送る決心をするようになった」と言った部分も目を引く。
K-POPの未来、またはSMの未来のためにHYBEと手を組んだという意味である。
パン・シヒョク議長も共同声明を通じて、K-POPをひとつの産業として作り上げたことに対して尊敬の意を伝えた。
彼は「(イ・スマン) 先輩が開拓して磨いてきた道にレッドカーペットを敷いてくださり、HYBEはその花道だけを歩いた」と答えた。
HYBEは来月1日までにイ・スマン前総括の持分買収価格と同じ価格で、小額株主を相手に持分最大25%を公開買収する予定だ。
HYBE側は「公開買収のための資金調達など、諸般の手続きは既にに完了した状態だ。筆頭株主が受ける経営権プレミアムを小額株主と共有するという点で意味が大きい」と付け加えた。
カカオは新しい買収戦略を打ち出せるか?
HYBEはBTSとTOMORROW X TOGETHERが所属するBIGHIT MUSICをはじめ、SEVENTEENが所属するPLEDISやLE SSERAFIMのSOURCE MUSIC、NewJeansのADORなど、マルチレーベルを保有している。
EXO、NCT、Red Velvet、aespaなどを保有しているSMと共にすれば、K-POP産業のトップアイドルの大部分を率いることになる。
もちろん、ここまで行くためにはSMの反発やカカオとの買収競争など、越えなければならない山は多い。
先にSM買収案を発表したカカオの足元には火がついた。
カカオは7日、SM経営陣と手を握って有償増資と転換社債発行を通じて持分9.05%を確保する案を発表した。
123万株規模の新株を買収し、転換社債の買収を通じて114万株 (普通株転換基準) を確保してSMの2大株主になるという計画だったが、HYBEの登板で新しい戦略を模索しなければならなくなった。
これに、この計画が「違法だ」としてイ・スマン前総括が提起した新株および転換社債発行禁止仮処分申請が引用された場合、持分確保のためにより一層攻撃的な公開買収に乗り出さなければならない状況となる。
大規模な投資誘致に成功し、実弾も豊富なカカオだが、経営権紛争でSMの株価が急騰しており負担はより一層大きくなっている。